第1回テーマ「食の安全安心確保による元気づくり」について
「朝ごはんを毎日食べる」運動の展開がありますが、なぜ朝ごはんを食べないのか、食べられないのかの方が先だと思います。
ゲーム、テレビ、塾通いなどで、子どもたちの生活時間が夜更し型になっていて、朝起きが苦手になっていることも一因ではないでしょうか。家庭によっては、親が夜更かしであることも原因のひとつかもしれません。そうなると、朝食がおざなりになるのは当然のこと。
また、もともとカロリーの高い食事をしている現代人が朝食をきちんと摂るのは、オーバーカロリーではないかという意見もあります。子どもの場合、給食もあるので、夕食をあっさりとするという工夫も必要なのかもしれません。しかし、そこまで考えていない保護者も多いでしょう。
いま、子どもたちに食育を進めることは、彼らの将来の子どもたちの教育に密接に関わっているのだということは言えると思います。
「熊本の農林漁業と食文化に根ざした食育の推進」について。
地産地消を進める上で、国内他県、あるいは海外からの輸入農産物との価格競争は避けられません。農林漁業者の収入の安定のためにどうするかが一番問題になるでしょう。
付加価値の高い農産物の輸出によって、所得を増やそうという考えもありますが、燃料や資材などをつぎ込んで生産される高級品を工業製品の感覚で輸出するという考えが、どうもわかりません。環境問題でもあると思います。
ただ、生産者の収入の安定のためにどうしても輸出に頼らなければいけないのか、地産地消、熊本の食文化の確立で、改善できることがあるのか、今後検討すべきことは多いと思います。
Then and Now:今年と来年の2年間、熊本県の県政モニターをやることになった。自分で応募したんだけれど。それで、第1回目の報告レポート。