そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「要」と「悪」は似ている漢字か

 今朝の熊日に「そのまんま東氏「談合は必要悪」」という記事が出ていた。宮崎県知事選に出馬表明している人だけに、口が滑ったでは済まないだろうに、ある意味勇気ある発言だ。
「一般談合まで厳しく取り締まるには人員もエネルギーも必要だ」と主張したところが重要である。すべての入札を一般競争入札にしてしまえば、談合を完全に排除できると言い切れるものではないのに、おそらく手間だけは、お金に換算してもかなりの予算超過になるだろう。
 おそらく問題は、入札制度自体にある。最低入札価格が、落札であるという原則がある限り、前にも書いたが予算設定の妥当性は常に問われるし、落札業者の手抜きに関しては、最初から性悪説でかからなければいけないという、信頼という言葉がこの世から消えかねない状況だ。
 ただ、東氏の発言にある「厳しく取り締まる」は、不適当は表現だと思う。氏は冒頭で「入札改革は必死」と言ってるのだが、それは取り締まるのではなく、出来ないように工夫することだと思うからである。