「財政破綻の原因は全国どこでも同じ。
組合に支配された革新行政、革新知事・市長による
ばらまき財政がすべての原因だ」
と、北海道知事選で札幌入りした自民党の中川秀直幹事長は
自治労を指弾した。と3月23日熊日朝刊の記事にあった。
ラジオのニュースで聞いたときは、組合攻撃だと気づかなかったのだが、
自治労の肩を持つわけではないが、
ばらまき財政の多くは国からの押し付けであったとも言われている。
だって、地方交付税での補填が保障されなければ、
いくら馬鹿でも、滅多なことはできないし、
自民党に代表される国会議員の方々の
地元への利益誘導が遠因どころか、目的になっていたからではないか。
松岡農水相の問題も、
フィギュアや甲子園や桜の開花にかき消される本格的春が到来。
様々なTPOで、抜きにぬかれた税金が
結局選挙区のお悔やみ電報代になっていたりする。
前にも書いたけれど、選挙戦はその名の通り、
「いくさ」なので、勝たなければならないというのはわかるが、
もう少し自省が求められるもともと頭が悪いとしか思えない
さきほどの中川氏みたいに理想がない人たちの言葉に
動かされる人が……
いたとしても、それは演説のライブ体験みたいな
センセーショナルに弱い人間の性質なのだから
ま、仕方がないか。
それこそ、情動に訴えても効果がない人たちのことを心配するのは、
人類の将来を憂えることでもある。
とはいえ、将来の人類を、現在の尺度で捉えようというのが、
不遜といえばそうなのだけれど。
春は気分の高揚と下降が屈折する星屑で
少し不安定になるが、それも生き物として仕方のないことだろう。