そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「ザ・団塊!国会ウォッチャーの日々」>4/22/2007・k327

仕事の移動中、カーラジオで国会の委員会中継を聞いていて、
活字に要約されたものではない、実況で交わされる政治家の生の声に
触れることの大事さを痛感した。
しかし、仕事中の身、ずっと聞いているわけにはいかない。
そこでふと思ったのだが、これから続々と退職していく団塊の世代の方に、
ぜひ国政ウォッチャーをお願いしたい。テレビでもラジオでもいい。
あくまで参戦してほしいのだ。
ニュースでの報道は、新聞テレビを問わず、確かにわかりやすい。
しかし、実際の質疑応答は、相手に言質を取られないように、
ほとんど中身の乏しい言葉の応酬である。
それにつきあうという徒労にも等しい作業を通して、
自分たちの人生経験や生活実感と照らし、政治家の本音を探り出してほしい。
それを語ることは大いなる社会貢献だろう。
団塊の世代と一口に言っても、学生運動の経験者はごく一部ではないかと思う。
しかし、これから先、政治家も団塊以後の世代が増えてくるだろう。
もしこのままの日本では良くないとお考えなら、
まずは政治家の生の発言をぜひ、チェックしてください。

Then and Now : 平成19年5月2日付熊本日日新聞「読者のひろば」掲載。
自分のことを揶揄して、「ヒラメキンヤ」と呼ぶこともある。
閃きの人である。たまには、いいことを言う。
でも、思いつきを体裁よく、まとめあげているだけ、とも。