そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「官製談合」最近の流行か?>5/25/2007・k331

本紙の記事の大部分は、見出しだけしか読んでいなくても
「新生面」だけは読まれるという方は多いと思う。
生活感覚と庶民の視点で時事を解説したり、
問題をさりげなく提起してあったり、すっと入って行きやすいコラムだ。
そんな中、5月25日付の「新生面」は、はしかの流行と官製談合を結びつけた技巧的一文であったが、
官製談合を流行病とする例えは、少々乱暴だったような気がした。
官製談合自体、最近の流行というわけではなく、古い慣行であり、
強いて書くなら、談合の摘発という病巣の特定と、
それに伴う最先端の治療が広く行なわれるようになったということになるだろう。
時制の混乱は正しい認識のさまたげになる。
不正は明らかになったとき、初めて「不正」となるのか。
表沙汰にならずに業界の慣習として暗黙のうちに続いているときは、
不正ではなかったのか。
本紙解説によれば、献金を通じて族議員と結びつくケースも珍しくないとのこと。
族議員を押し上げる業界も当然あるし、そこでは周知の事実だろう。
有権者としての国民の責任を思えば、
税金の浪費の被害者を特定することはむずかしい。

Then and Now : これも、熊日読者のひろばで不採用。
松岡利勝氏の自殺とはもちろん無関係に、書いたのだが、
投函する前にニュースが届いた。
少し迷ったが、よくよく考えなくても、別に、一般論だし、
テーマは、表現に溺れる記者への苦言。
とにかく、これだけ認識の甘さを指摘したら、掲載も望めない。
しかし、字数の都合で誤解を覚悟しての文章だったかも。