そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

これからの県立図書館に求められるもの>8/30/2007・k335

これからの県立図書館に求められるもの、
それは開館時間の延長である。
コンビニ並に24時間あいていてもよいと思うが、それでは
運営費がかかりすぎるというのなら、せめて12時間、
年中無休は譲れないところだ。

最近は、レファランスサービスの「何でも相談に乗ります」が
ひとつの売りになっているが、
パソコンや携帯から、インターネットにつなげれば、大抵のことは
検索して知ることができるので、
便利さでは図書館には勝ち目はないような気がする。

しかし、ネットが万能というわけではなく、
そこにあるのは影、あるいは霞とでも呼ぶべきものである。
何でも聞いた方が早いと思われがちだが、
自分が知りたいことは、自分で手間暇かけて探すことで、
思わぬ発見もあるだろう。
県立図書館には古文書などの資料も多いと聞く。
古い文献などの保管も大事な役割である。

しかし、それらも最初から古かったわけではない。
たとえば現在、街角で手に入るようなフリーペーパーや、
高校・大学の新聞、文芸誌なども収集したらどうだろう。
書き手の中から、将来有名な作家が出てくるかもしれない
という計算高さばかりでなく、
歴史を後世に残すとはそういうものではなかろうか。

ネット上では、ウィキペディアという百科事典が賛否を超えて、
広く使われ発展している。
グーグルでは、文書の全文検索が出来る時代である。
県立図書館は、熊本県立の名に恥じないように
「熊本」について詳しくなければならないと私は思う。
財政難から予算も切りつめられているとは思うが、
もっとおおっぴらに寄付を募るとか、そういった活動も
必要だろう。
問合せを待つのではなく、積極的に資料を公開するという、
前進的姿勢に変わるべき時代ではないだろうか。
ソフトウェアは、パソコンの中身の話ではなく、
柔軟な思考であることを、
まず県立図書館から発信したいものだ。

Then and Now : 熊本県教育委員会で、熊本県図書館協議会
公募委員候補者を募集するという新聞記事を見て、
小論文を書いて応募してみた。
だが、第1次の書類選考に落ちた。
これが、その全文である。2時間ほどで書いたので、パッとしない。
出だしは、先日の熊日読者のひろばに掲載された主張そのまま。
来年、がんばろう。
ということは、もう少し、県立図書館について、考えなくてはいけない、
ということだ。