そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

個性

創業60年お菓子の香梅の企画広告第3弾は、
先月12月28日熊日に掲載された。
島田美術館の館長、島田真祐さんの言葉。
「個性といわれるものが、情報という
イリュージョンの海の中から生まれることは
やっかいです」
「自分の固有の感性なんて実は少ないもので、
大部分は時代の一般的な関心や
美意識だろうと思う」

前にも書いたかもしれないが、
桑名正博が、ファニーカンパニーでデビューした頃、
「ニューミュージックマガジン」誌のインタビューで、
オリジナル曲について、「たまたまやね、たまたま」と
語っていたことを思い出す。
つまり、オリジナルなんて言っても、
それはポピュラーミュージックや、ロックの
歴史や手法の延長線上にあるもの。
大層なものではない。
昨今流行りの、過去のヒット曲のカバーや、
リズムトラックの引用も、そう考えれば、
単なる退化とばかりは

言えない。
でもなあ、やっぱ少しくらい、
なんでそうなるの、に応えてほしいと思う。