そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

内需でグローバル

三菱UFJ証券チーフエコノミストの水野和夫氏が、新聞に書いていた(朝日新聞8月21日だったと思う)。

内需に依存した業界やその労働者は今後も苦しい」

「今後は、グローバル化と自分をいかに結びつけるかを考え、

政府に依存しない心構えが必要だ」

「中小企業や非製造業が多い地域は、海外の顧客と直接つながって

外需を獲得する新しい産業構造に立て直す必要がある」

なるほど、確かにおっしゃる通り。

しかし、天の邪鬼の私は、だからこそ、

外需と無関係な国内向けの産業も重要だと思うのだ。

水野氏は、ある程度の業界を念頭に置かれていると思うが、

例えば、農業など、食に関する産業は、地産地消の流れや、

輸入に頼れなくなる可能性が非常に強い現状から、

輸出を前提にしないグローバル産業と言えるのではないか。

日本が、少しくらい貧しくなってもいい、粗食でもいいから、

きちんと飯が食えればいいではないか国家になることこそ、

日本人が選ぶ道なのではないかと私は思う。

かなり前だが、「達郎さんは、海外進出とか考えないんですか」という

リスナーからのハガキに

山下達郎は、まったく考えないと答えた。

ずいぶん思い切った戦略だなと、妙に感心したものだ