熊本県立図書館で、
伊藤比呂美、谷川俊太郎、四元康祐の3氏による連詩 「わたしからわたしたちへ」の発表と、
講演というか、解説みたいな座談会が開催された。
熊本文学隊、熊本近代文学館、県立図書館の主催。
3人の詩人が、メドレーリレーで一つの詩を作り上げるというもの。
オリンピックの年に相応しい、とかそういうものではないんですけど。
詩は詩そのもので成り立つので、要らぬ説明は無用というものかもしれないが、
映画完成後、プロモーションのために記者会見など開くのと同じと考えれば、
3人のこの連詩にかける意気込みがうかがえる。
というか、このイベントまで含めて連詩だと、
最後に主催者も言ってたっけ。
全体のために人の書いた詩を削ったりする、それは
まさしく、映画の撮影や編集の現場で、よくあること。
脚注を、発表の場でつけていくというのも、なかなか楽しいことだ。