28日、毎日新聞の「記者の目」というコラムに阿部周一記者が、こう書いていた。
「麻生太郎首相は『給油活動は国際社会の一員として当然の責務』と言うが、
泥沼化した現実を顧みない口ぶりは、まるで
『国際社会』の中にアフガン国民は存在しないかのようだ」
そうだったのだ。給油活動は継続すべきではないと、漠然と考えていたが、
この文章を読んで、反対する理由を明確にできた。
国際社会とは、どういう社会かをよく考えもせず、「国際社会」という定義を持ち出している。
麻生太郎だけではないだろう。
「金融危機」と言えば、何でも通っちゃう、今年の方便大賞。
誰が首相でも、どうにもならないことに、自分しかできないみたいな言い方しやがるし。
国際社会の会議に出席して、麻生首相の言葉に感服する他国の代表がいたら、
その人の底も割れている。あるいは、おとなの対応で、感服したふりをするのだろうか。
The member of the global community.