そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

苦渋の責任

12月8日の記者会見で、日本経団連御手洗富士夫会長が、

非正規社員などの削減の動きが広がっていることについて

「世界的な景気の急激な落ち込みで、各企業が減益となり、苦渋の判断として雇用調整が行われている」と述べた。

これは熊日の記事から。

NHK-FMのニュースでは、肉声を聞いた。自社のことについては、後で担当者に話させると逃げたところが、みっともなかった。

彼は間違ったことを言ったわけではないし、企業とて、いつかこういう日が来ることを想定して、

非正規雇用を増やせるように政府に働きかけ、推進してきたのだ。

苦渋なんて言わずに、それが企業を、引いては雇用を守る道だと、大見得を切ってほしかったぜ。

熊日の記事では、さらに情けない言動が続く。

「迅速に景気対策を実施して、景気を回復させるのが第一だ。

サービス業などで新しい雇用を創出するとともに、セーフティーネット(安全網)として

失業への給付を強化することが重要だ」

立場上、記者会見で何か言わないといけないのだろう。同情する。

しかし、もう少し、自己責任を感じてほしい。さもなくば日本経団連の会長を辞めた方がいい。

Choice of the distress.