少し前のことだが、国会中継をラジオで聞いていた日、
夜のテレビのニュースショーでは、私が重要だと思った部分はまったく触れず、
首相の「さもしい発言」について終始していた。
限られた放送時間内で当然優先順位もあるだろう。視聴者受けが大事なのかもしれない。
小泉純一郎元首相が麻生太郎首相に苦言を呈したことについても、
対決というわかりやすい構図だけを強調していたようだ。
しかし本紙発言要旨を読むと「衆院と参院の意見が違ったら、国民が納得できるような案を協議してもいいじゃないか」や
「定額給付金については参院とも調整して妥当な結論を出してほしい」という部分が重要な気がした。
自分の現役のときのことは棚に上げて、今ごろ何を言うのだという小泉元首相に対する批判は当然だが、
党利党略を超えた意見をはっきり物申すご隠居の必要性は皆わかっているはずだ。
与党幹部は政権の安定こそ最大の景気対策だと考えているようである。
だから景気回復のめどが立たないのだ。
まずは国会議員としての職責をまっとうしてもらいたいものである。
Then and Now:熊本日日新聞、読書のひろば不採用。出だしと結びが、つながっていない、私によくあるパターン(笑)郵政民営化に水を注されたから逆上したとする見方の一部マスコミに、違和感を覚えるものである。
小泉氏の真意はわからないけれど、議論をしない議員なんて「お呼びでない」