「日本経団連は12日、2020年の温室効果ガスの排出削減目標(中期目標)を1990年比で4%増とすべきだとする意見書を発表した」本日の熊日朝刊より。
で、斉藤鉄夫環境相が「日本がそのような目標を出したら、世界の笑いものになる」と言ったとのこと。
昨日、FMでこのニュースを聞いて、環境相ともなると、恐いものなしかと感心したのだが、
新聞では、経団連の発表前に記者会見で述べたとのこと。FMで聞いたときは、経団連の発表に対して、そう言ったというニュアンスだったような。
いずれにせよ、経団連の出方はわかっていたのだろうから同じことだ。
経団連は「国内産業の国際産業の国際競争力を欧州連合(EU)や米国とそろえるには、
温室効果ガスの削減費用も同等にする必要があるとして試算した結果、
4%増が最も合理的と判断した」
経団連の立場はよくわかる。経営者は結果を常に求められている。
Corporate Social Responsibility(企業の道義的責任)なんて標榜していても、それは会社の存続あっての物種と言うに決まってる。
2020年までには退職金もらって引退してるだろうし(笑)
(CSRは普通、企業の社会的責任と訳すが、私はあえて「道義的」としています)
環境より経済、将来より今、それが日本国民の選ぶ道なのだろうか。
That's the way of the Japanese citizen to choose.