10月20日の熊日に、
九州経済連合会(九経連)の松尾新吾会長のインタビュー。
その中で、
―民主党は道州制の早期導入に否定的です。
「道州制は地方分権の手段であり、
民主党が目指す分権推進と方向性は同じ。
環境政策はもちろん、
国際的な企業立地や観光面でも
九州一体の方が有利であり、インパクトも全然違う」
とある。
道州制を慌ててはいけない理由が、
まさにそういうところにある、という気がする。
州都をどこにするかで、熊本人はごねたり、すねたりしそうだが、
地方分権ではなく、特定地域集権になりかねない。
それを狙う以外に、道州制を急ぐ理由はないと思う。
各県が地方分権の担い手として、
もっと力を持つようになったら、当然
ネットワークとしての一体感を活かせるというものだ。