三友工務店の古閑社長に、
新しいパンフレットを見せてもらった。
会社のオフィシャル・サイトをぐっと凝縮した感じ。
ちょっと活字が小さいので、
低視力の私には、少々読みづらいが、
社長が自信をもって見せてくれただけのことはある。
社長いわく、
工務店(地場住宅メーカーの意)が、営業展開するために
必要なのは「ストーリー」である、と。
ちょっと前に、金丸弘美さんの文章について触れたとき
(「テキストはヒストリー」)
ブランド化に必要な「テキスト」について引用したが、
ここでの「ヒストリー」は、
自社がどういう試行錯誤を繰り返して、
今の工法なり、営業方針なりに行きついたのか
ということらしい。
住宅は、建ててしまって、それでおしまいではないと
よく言われるが、
そこに住んで、新しい生活を始めるということは、
家族の新しい「ストーリー」を紡ぎ始めるということでもある。
住まいが新しくなったら、
家族のみんなが素直にうれしいと思うだろう。
何かつまづきがあったとき、その時点に戻るようにしたら、
家族の絆を再確認できるかもしれない。
それこそ、ドラマみたいに行くか、というなかれ。
ストーリーを夢見ることは、人間にしかできない芸当だろう?
Dreaming of a story.