県立劇場で、熊本大学設立60周年記念講演会。
講演者は、細川佳代子さんと、茂木健一郎さん。
細川佳代子さんは、細川家の永青文庫が
熊大に寄贈されたこともあって、細川家の昔話。
茂木健一郎氏は、最初の頃の「わかってる人」の印象が、
最近目立ち過ぎで、ちょっと胡散臭いなと感じられるまでになっていた。
だが、早口であるとはいえ、話の運びはうまく、
講演時間もきっちりで、そういうところが受ける理由かも。
時代が流動化する変化の時代だから、
人々は、安定・安心を求める傾向がある。
その象徴が、ブランド大学、正社員、婚活、である。
しかし人生、「どうなるかわからない」の連続だ。
そういう確かなこと、不確かなことが混ざっている状態、
それを偶有性contingencyと呼ぶが、
人間の脳は、その偶有性に向き合うときに
最も力を発揮する。
また、人生思うようになるわけではないから、
そこにprincipleが必要になる。
心の中には安全基地がなくてはならない。
安全基地とは、赤ちゃんにとっての保護者のようなもの。
確かなものがあればあるだけ、
不確かなものが入れられる。
情熱があれば、いくつになっても始められる。
大学は情熱の共同体たれ。
自分の中の隠された能力を見つける。
安全基地は、もう既にある。
過去は育てることが出来る。
坂本龍馬のように、脱藩しよう。
それが、今を生きる道である。
てなことを言っていたと思うのだが、
メモに取った以上のことは覚えていない。
トホホ。