そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

肥満と飢餓

11月19日の熊日
「メタボ診断 腹囲見直し」の記事。

メタボリック症候群の診断基準の一つである
腹囲「男性85㌢以上、女性90㌢以上」という現行の基準については、
当初から、世界基準にそぐわないとか言われていたような。

その国によって、多少体型も違うから、
グローバルスタンダードは無理だとは思うが、
日本のそれを制定した日本肥満学会は、
報道で見る限りだが、
「強い」という印象だった。

「現在の基準値は、
肥満学会が肥満症の診断基準として
2000年に策定。
関係学会が合同で05年に作った
メタボリック症候群の診断基準にも盛り込まれ、
厚生労働省が学会の定めた基準値を
メタボ健診に採用した」と記事にある。

なぜだか、厚労省は、肥満学会の言いなり。
それが、今回やっと、
「基準策定から年数がたち、
新たな研究成果を反映させる必要があると判断」
したらしい。

先日書いた、アメリカの食料難も大変だが、
世界中には、もっと飢えた(ひもじい以上)人たちも
たくさんいる。
日本だって、そういう統計がないだけだろう。

肥満と飢餓。
21世紀にもなって、何たる皮肉。





Corpulence and starvation. It is the 21st century; and what irony.