「新幹線元年事業」の意見交換会が、熊本県庁で行われたと、
12月25日の熊日の記事にあった。
脚本家の小山薫堂さんがアドバイザーを務めていて、
キャッチフレーズに「熊本サプライズ」を提案したと、
ラジオのニュースで聞いたとき、
私はわが耳を疑った。
「なんやそら!?(大阪弁で『なんやそれ!?』の意)」
こういう企画が大変なのはわかる。
しかし、そんな「落胆でサプライズ」なものを出さんといてくれ。
サプライズの中身が「民家宿泊、名物料理の開発」
と続くので、開いた口がふさがらなくなる。
熊本県人はそういうふうに、人の意見に文句言って、
足を引っ張ってばかりいるから、
熊本がちっとも発展しないのだとよく言われる。
私もその口だ。
しかし、小山さんはこう語る。
「人を驚かし、わくわくさせる企画を打ち出し、
ほのかな事業にしたい。
全線開業を機に県民が、
何をしたら人が喜ぶかというサプライズ体質になれば、
思いやる心が育つ」
なるほど、それがサプライズ体質か、と妙に納得。
自分たちで知恵をしぼれという思いやりだったんですね。
Beat your brains with yourself.