午前10時、熊本近代文学館。
「戦後マンガ文化をささえた貸本屋
マンガ家水木しげるの時代」が今日から、
9月2日(木)まで開催される。
橋本博さんが、話をするという記事を
熊日で読んでいたので、出かけた。
私は、すっかり忘れていたが、
旧合志町時代の図書館まつりで、
たつみや章さんと、橋本さんを迎えて、
マンガ文化について語るというイベントをやったことが
あったっけ。
今回は、水木しげるを通じて、
戦後マンガがどのように発展してきたかを、
駆け足で辿るという、即席(失礼)の企画なのだが、
館長の挨拶では、来年は空前のスケールで、
マンガ展をやりたいとおっしゃっていたので、
その筋が好きな方は、
今のうちから、いろんな意見を送っておくべきだろう。
NHKの朝ドラマ「ゲゲゲの女房」を見て、
当時の漫画に興味を持たれた方は、
実物に触れて、
なるほど、悪書追放の憂き目を見たのも
しょうがないと思われるでしょうなあ。
しかし、個人的感情とは別に、
海外で超人気のコミックカルチャーの源流であることは、
疑いようのない事実なのです。
執念深く描きこまれた背景画は、
ジブリのアニメにも通じるものがあるのではないか。
熊本近代文学館のホームページは、→リンク
今日の熊日夕刊に、紹介記事が載っている。
どうせ、気づかれると思うので、
先に書いておくが、橋本さんの隣に私が写っている。
ところで、
ザ・フォーク・クルセダーズが歌う「ゲゲゲの鬼太郎」は、
ライブ録音が残っていて、個人的には思い出深い。
その選曲のセンスの良さは、
漫画トリオのコントのコピーと共に、いまも古びていない。
映像を想像しながら、擦り切れるまで聞いたから、
ほんとに、自分の血肉となっていて、
だから特にそう思うのかもしれないが。