そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

エニタイム・小泉の書評

久し振りの「小泉の書評」の諸評です。
今週は、2月20日付(オンラインでは21日付)→リンク

久世朋子著『テコちゃんの時間 久世光彦その日々』
平凡社刊 1600円

「誰かが自分のことを知ってくれている。
当たり前のようで、とても特別なことだと思う」

なんてったってアイドルだった小泉を
知らない人の方が数少ないとは思うが、
名前や顔を、ただ知っているということとは違うんです、
それは。
その人のことをよく知っているというにとどまらず、
それが行動に結びつくというか、
その人に尽くすということでもある。
ということらしい。

いつも思うんだけれど、
小泉今日子という女性の孤独が、
彼女の書く文章にはにじんでいる。
しかし孤独感を不幸と決めつけたらだめよ。

いつでもハッピーなんてのも、
ないとは思いますが。