県民文芸賞の締め切りが昨日だったので、
詩を一篇書き上げて、送った。
ここ4年ほど、毎年応募しているが、
直前に書いて送るだけというのも
ちょっとあんまりだろうと、
今年は少しずつ書いていた。
問題になるのは、自分にとって「詩」が必要なものか、
である。
なくても困らないんだけれど、
普段、詩集を開くこともないんだけれど、
ほんとうになくても困らないのか、というのが
私にとっての課題です。
やっぱり必要なものなのではないか。
他の詩人の作品を読めばいいのではないか。
しかし、他人の作品を読むと、
ええい、オレだって詩人だ、
負けていられないと思うわけだ。
負けないためには、書くしかない。
あのジョン・レノンも
最後のインタビューで、自分が散文的になってきたと
述懐していたと思う。
書けなくなるのは、
ランボーの例を引くまでもない。
必要なくなるというより、
生活の糧を得ることに重心が移ってしまう。
自分の実感としての世界が狭いほど、
イマジネーションの翼は自由に拡げられる。
物は壊れる 人は死ぬ
そういうものだ ママン
by ムーンライダーズ