そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

要経過観察(遠隔計測)

今日から、合志市市民大学が始まった。
第1回は、東海大学産業工学部環境保全学科の
小林茂樹先生による、
「宇宙から調べる火山と活断層」である。

地震によって、どのような地殻変動が起こるかを、
人工衛星を使うことによって調べることができる。
それをリモートセンシングという。
地球観測衛星には二つのタイプがあって、
一つは受動型センサ、光学センサと呼ばれるもので、
地表で反射された太陽からの可視光線や赤外線を
受信し観測するもの。
二つ目は、能動型センサ、レーダーセンサというもので、
人工衛星から、電波(マイクロ波)を地表面に当て、
跳ね返ってくる波を衛星で受信する。

いずれも、なかなか現地に行けないような場所や、
広域的な面積を網羅した観測で力を発揮する。

活断層の位置や地震による影響を観測して、
大げさに言えば、地球規模での解析が可能になる。
地震予知に直結するわけではないが、
将来的には大きな発見につながるかもしれない。
いまでも植生分布などの分析もできるし、
コメのうまさも分かるということだ。

今日の話で、
防災科学技術研究所のことを知った。→リンク 
独立行政法人だから、天下りがいっぱいいて、
ほとんど仕事らしい仕事はしないのに、
高額の年俸と退職金を受け取ってるんじゃないのか。
という先入観を持つ人もいるだろう。
でも、やってる研究自体はきっと役に立つことで
必要欠くべからざるものだと思う。

地球に住んでるんだから、
地震とはつきあって行かざるを得ないのだ。
今まで知らなかったことを
少しでも知ることで、心構えを作る。
市民大学の今日の参加者は20人ぐらいだった。

毎週土曜日にあと3回予定されている→リンク
合志市在住か、勤めている人だけだけれど、
あと10人ぐらい余裕があるような気がする。
私なんか正直言って、火山にも地震にも興味はないが、
地元のことだし、話の種ぐらいにはなるだろうと
それぐらいの動機で、ちょうど予定が入ってなかったので、
申し込んだのです。