12月9日の熊日夕刊「きょうの発言」。
担当は熊本労働局雇用均等室長の杉田由美子さん。
「企業の人事担当者と
女性の管理職登用について話すと、
よく『打診しても辞退される』と言われます。
そして、すぐ『女性は責任を負いたがらない』とか、
『女性の意識が低いことが問題だ』という話になります」
なぜそうなるのか。
「例えば『女性管理職の前例がなく、
身近にロールモデルがないため不安を感じる』
『複数の職務を経験していないため自信が持てない』
といったことです」
男女間の格差の問題は、
男性に女性管理職を受け入れた経験が少ない、
ということでもあるような気がする。
女性管理職のもとについた場合、
嫉妬心を抱く輩もいるかもしれない。
なんてのは、ドラマの見すぎだろうか。
これまでは、同性のライバルだけが問題だったのに、
女性までそのラインに並んだ日には、
ますます出世がむずかしくなるではないか。
なんて、大企業に働いたことがないので、
そういう心理が働くのかどうかちっともわかりません。
企業が、女性が活躍できる環境づくりに
積極的に取り組んで初めて改善しようとする姿勢、
そのことを「ポジティブ・アクション」と言うそうだ。
企業より前に、
いや、企業と同様に官公庁でも
早いところアクションを起こしてもらいたい。
「管理職登用の対象を複数にするとか、
職務経験に偏りがある場合は研修で補う、
家庭との両立支援―など」会社の積極的なフォローが
必要だとのこと。