新年が明けて、
テレビドラマの方も、ぼちぼち新番組が
始まっている。
テレビドラマというもの、第1回目が勝負と思われる。
会ったとたんに一目ぼれするような内容でなくては、
2回目以降見てもらえない。
しかし、番宣の効果があったとしても、
第1回目を見ようという気持にまで、
引っ張っていくのは大変なことだ。
よほどのドラマ好きでなければ。
そういうわけで、口コミとか第1回目を見た人の評判で、
それを見てみようかと思う人も多数いる。
雑誌等の批評を読んだだけで、
分かったような気持になって、見ない人も多いだろうけど。
兵庫県知事が、NHKの「平清盛」について、
画面が汚いとか文句を言ったらしいが、
第1回目だからこそ、ひとこと言っとかないと
と考えたのかもしれないが、
兵庫県の経済浮揚のためにドラマを作っているわけではない。
誘致のために、あるいは制作補助金を
NHKに出しているのかもしれない。
とはいえ、知事はもともとそういう軽はずみな人間なのだろう。
多忙ゆえ、テレビドラマを見る時間なんて
普段ないだろうから、
ドラマを見るための素養を著しく欠いていたとしても
しょうがないのかもしれないが。
第1回目で、決めつけを言うには、
よほどの審美眼が必要なのである。