そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

学校給食について聞きました

いま、私の活動報告第8号を順次配布中です。
限られた部数(3000部)なので、
行き届いていない世帯の方は、
このブログに於いてご確認いただければ幸いです。

活動報告は一部を除いてほとんど
私がポスティングしています。
自分で回る利点としては、
市民のみなさんと挨拶が交わせることです。
また気温も上がってきたので、日中歩くとかなり暑いですが、
庭先や街路樹などの様子で季節感を感じることでしょうか。

健康のために歩く。というわけではありませんので、
運動になっているかどうかはわかりません。
それにポスティングの時間を
もっと他のことに有効に使った方がいいのかもしれない、
と思わないではありません。
しかし、市民の暮らしぶりの一端が肌で感じられる
ところでもあります。
もう一つ、歩くときにはいろいろ考えるんですね。
イデアが浮かぶこともあるし、
こんなことでいいのだろうかと自問したりもする。



【平成24年第1回定例会の一般質問】

1. 学校給食について聞きました。

平成24年4月から、
これまで学校により違っていた給食費の納入方法が変わります。
市職員である学校司書が出納事務も行っていましたが、
職員削減のため順次、非常勤職員に置き換わることから
口座振替となるものです。
肥銀コンピュータサービスが納入代行を引き受けるのですが、
この学校給食会計は、市の歳入歳出予算からは独立した
私費会計となっているとのことです。
監査は各学校PTAが行って、総会で承認されることになっています。

また、給食費はその材料費のみが保護者負担であり、
小学校で月額3,800円、1食あたり約220円。
中学校で4,100円から4,200円、1食あたり約245円となっています。
その他の経費、
調理員さんの報酬や光熱費などにかかる市の負担は、
年間約2億4千500万円。
児童生徒一人あたりに換算すると月額約3,700円です。

合志小学校が以前あった場所に給食センターが現在建築中ですが、
合志市では、センター方式と、
自校方式と呼ばれる単独調理場が併存しています。
それぞれの良さについて聞きました。
センター方式では、1ヶ所でまとめて作るので、
単独調理に比べて経費的にも少なく済むが、
直接、子どもたちの顔が見えない、声が聞けないという弱点がある。
また、自校方式ではウェット方式といって
常に床が濡れている状態であり、
気が高く衛生上はあまり好ましくない。
文科省からは新しい給食センターのようなドライ方式でないと
補助対象にしないと言われているので、
機器の更新はするものの自校方式の調理場の建替えは
むずかしいとのことです。

西合志中央小学校は、
平成23年度学校給食文部科学大臣表彰を受けていますが、
これは学校給食を生かした授業づくりの工夫が
認められたものだそうです。
平成17年に食育基本法が施行され、
平成27年まで、第2期食育推進基本計画の実施期間です。

その基本方針には3点の重点課題が掲げられています。
①生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進
生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進
③家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進

また、基本的な取組方針として「我が国の伝統的な食文化、
環境と調和した生産等への配慮及び
農山漁村の活性化と食糧自給率の向上への貢献」という項目があり、
これらは合志市の目指す「健康都市こうし」や
「稼げる市」に通じると思われるので、
合志市でも食育推進基本計画を作るべきではないかと
市長に問いかけましたが、残念ながら、
教育部長から中央小の試みを他の小中学校にも広げていきたい
との答弁があっただけでした。


追記:給食費口座振替と収納率は、
一般的に言って関係があるようだが、
今後見守っていかなければならない。
しかし収納率が低下しても、個別徴収に戻ることは
出来ない相談だという予測はつくが。