そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

第21回合志市地域公共交通協議会

本日より新しい委員による協議会が始まった。
平成23年度事業実績報告と
平成24年度公共交通関係予算及び事業計画について。

国庫補助金の出方が変わるらしく、
協議会設置要綱等の改正、
それに伴う「生活交通ネットワーク計画案」の承認。
また、7月からのレターバスの時刻表改正、
乗り合いタクシーの運行日変更などの協議。
執行部の原案通り承認された。

法定協議会は委員構成など難しいところもあるだろうが、
たとえば「市民又は利用者の代表者」として
老人クラブ連合会、身体障害者福祉協議会、
PTA連絡協議会から、各2名の委員が必要なのだろうか、
と私は思う。
協議会規約の第3条3項に
「委員は、やむを得ない理由がある場合に限り
代理人を出席させることができることとし、
その代理人の出席をもって当該委員の出席とみなす」とある。

会議を欠席するというのは、やむを得ない理由があるのだろうから、
代理人を立てるべきではないだろうか。
同じ団体から2名出ているから、
片方が欠席でも、代表としての役目は果たせる。
ということならば、やはり一つの団体からは1名の委員として、
欠席のときは代理人を立てるようにすべきではないかと私は思う。

レターバス、循環バス、乗り合いタクシーが
基本的に現在の形になって、1年半ぐらいだろうか。
数度の見直しがあって、利用者も順調に伸びている。
前にも書いたが、
ほとんど利用促進策を打たなくても、
ここまで来れたのは、奇跡にも思える。
もし奇跡でなかったら、その理由を見つけなければいけない。

今日の会議の意見の中に、
ユーパレス弁天までレターバスで時間がかかり過ぎる、
というものがあったが、
当初はユーパレス弁天直行便があったのに
利用者が少ないので取りやめた、
ということがあったような気がする(未確認)。
また、そういう意見が多いのであれば、
「湯ったり乗ったり弁天カード」という入浴補助付定期券は
公平性という点から、見直しが必要になるということではないか。
そういうことを話し合ってもらいたかった。

バス事業者である熊本電鉄をはじめ、
各タクシー事業者は実際に、市の公共交通システムの
担い手であるのだけれど、
レターバス、循環バス、乗り合いタクシーを運用しながら、
そこから本業の売り上げ増につながる方策を
それぞれに工夫すべきではないだろうか。

バスを例に取れば、
黒石や御代志で電車に乗り換えることの便利さを
社内チラシで勧めるとか、
乗り合いタクシーでは、運転手さんを覚えてもらって、
通常のタクシー利用時に指名して来てもらうとか、
そういったことをやったらいけないのかな。

もう少し展望の開ける協議会であり、
公共交通政策であってもらいたいが、
どうも公共交通に対する夢を見ることを
具体的に誰も自分に問いかけたことがないようだ。