本日の熊日夕刊には、
教育再生実行会議の初会合の記事。
安倍晋三首相は、
「教育再生は経済再生と並ぶ最重要課題だ」と
改革に強い意欲を示した。
とある。
内田樹先生の考え方に影響を受けているせいもあるが、
なぜに、教育再生と経済再生が並んでしまうのか、
意味がわからない。
米百俵の例えを持ち出して、国民の喝さいを受けたのに、
なんの成果も出せなかった前例を見ているので、
そんなことではいけないと思っているのか。
いじめを苦にした子供の自殺は
食い止めなくてはならないが、
それが教育再生か。
3万人をやっと切ったと言われる、
国民の自殺者のことはどう考えるのか。
それはまた別の課題だと言うことだろう。
では、なぜ教育は
再生されなければならないのか。
「教育再生にはさまざまな壁があるが
たとえ物議を醸すことがあっても意見を言ってほしい」
とも言ったそうである。
そのさまざまな壁について具体的に言ってもらわなければ。
第1次安倍内閣のときに導入した
教員免許更新制の評価はどうなっているのか。
それで子どものいじめが減ったのか、
部活指導での教師の体罰がなくなったか。