そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

産学官連携

昨年12月30日の熊日紙面月評は果実堂社長の井出剛さん。

記者の取材意図をもっと知りたいと思ったのが、
九経連「産学連携で意見交換会」(12日)の記事。
県内企業や大学関係者ら80人が出席し、
双方から「大学側と具体的に議論できる場がほしい」
「企業と大学を仲介する人材の育成が不可欠」などの意見が出たという。


途中は省略するが、
産学官連携が盛り上がりを欠くのは制度の問題ではなく、
企業家が大学の研究成果に恋焦がれていないからだ。


これだけ歯に衣着せぬ批評を書ける人はそれほどいない。

つまり経済産業省的というか、
お見合いさせても、マッチングしてくれないのは
産学の責任というスタンスが主催者にあると思う。
それを通り一遍の記事にして平気なのはメディアの責任である。

ただこの場合、大学だけの問題でもない。
企業が時代の、あるいは世間のニーズをつかむ努力を
怠ってはいないか。まだまだ足りないのではないか。
これが欲しいというものが明確でなければ、
見つけることもできないし、求めることもできない。
ということが分かっているのだろうか。