ずっと前に買っていた映画『ナッシュビル』を
やっと昨日見た。
ということは人生で2度目(か、3度目)の鑑賞。
それなのに自分の中ではオールタイムベスト10に入れていた。
正直、180分というのを忘れていた。
そして正直に告白すると、
途中20分くらい寝ていた。
今の感覚だと、ちょっとなあとか
不遜にも思ってしまったのだが(正直言うと)、
終わりの30分ぐらいで、さすがアルトマン、
ていうか、ここから始まった映画がどれだけあることか
ということを思い知ったのだ。
アメリカ大統領選挙がテーマになっていて、
カントリー音楽を政治利用するという、
今の感覚ではちょっとなあと思われるだろうが、
自分の選挙を経験してみて
より深く感じられるところも(スケール違い過ぎだけど)。
2,3日前、録画していたハリソン・フォード主演の
『ランダム・ハーツ』を見たが、
こちらはヒロインが米下院議員のメロドラマで、
やはり選挙がらみの話だった。
選挙と言えば、
この夏は参議院議員選挙がある。
衆参同日選挙になるかもしれないという予測もある。
えらく評判の良かった『なめらかな社会とその敵』鈴木健著が
西合志図書館に入っていたので借りて読んだ。
これは買わなければいけないな、と思った。
読んでいて傍線を引きたくなる誘惑に駆られた。
ネット社会と民主主義に関する考察もあり、
しっかり勉強しなくてはいけない。
『ナッシュビル』は買わなくても、
今やTSUTAYAで借りることができる。
アメリカでは、配信の普及でレンタル業は風前の灯らしい。
DVDには、アルトマン本人の制作エピソードや解説も
入っているので、マニアにはたまらない。