そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

既にあった事実上の介入宣言

今日の熊日夕刊に米国のシリア介入に関する記事がある。
米政府が発表した報告書とケリー国務長官の発言骨子である。

まとめによると、

・アサド政権が化学兵器攻撃を行った「強い確信」がある

・独裁者の化学兵器使用は看過できず

イラク戦争の失敗は繰り返さない

化学兵器攻撃で少なくとも子供426人を含む1429人が死亡

・事態の放置によるイランの核兵器獲得、
北朝鮮やテロ組織の大量破壊兵器使用を懸念

・米国の戦争疲れは責任逃れにならない

とある。世界の警察を自任するアメリカならではの発言だが、
フランス以外は、アメリカに同調すべきではないと考えているようだ。

2カ月も遅れて新聞整理をしていて良いこともある。
6月15日の熊日に、「米 シリア介入宣言~化学兵器使用断定
内線泥沼化の危険も」という記事があった。
見かけたかもしれないが、ほとんど気にも留めなかったのか、
記憶に残っていなかったのだが、
この数日のニュースの布石は既にあっていた。

この化学兵器は報道ではサリンであるとされているようだが、
日本人にとって「サリンによるテロ」は、
オウム真理教による事件で、他人事ではない経験がある。
まさかそのことを利用して、アメリカのシリアへの軍事介入を
正当化するような、そして日本がそれを支持するという
図式を思い描いてはいないだろうな。