そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

PISA

昨年の12月4日の熊日
OECD学習到達度調査についての分析記事があった。
「学力上昇傾向 鮮明に」と見出しがあった。

下村博文文部科学相
文科省教育委員会、学校が一体となって
少人数教育によるきめ細かい教育を推進してきた成果だ」
とか、「ゆとり教育からの脱却で
確かな学力を育成する取り組みが功を奏した」
と述べている。
「今回の結果を客観的資料として、
教職員(を増やす)定数の改善を進めていきたい」とも。
少人数教育がどこまで行われているのか、
恥ずかしながら詳しくは知らないが、
教職員を増やすことにつながれば喜ばしい。

私は下村文科相を評価していない。
このことは明らかにしておかないとフェアではないだろう。

ところで、識者談話での、
福田誠治都留文科大学副学長(教育学)のコメント。
調査開始から10年以上が過ぎ、
「すでに学習到達度調査(PISA)に対応した学習方法が開発されており、
真に『考える力』を測れているのか疑問を感じる。
日本の高得点は、全国学力テストなどで
記述式の問題を練習させた結果だが、
対症療法で順位を上げて安心しても意味はない」

なるほど。そういうことなのか。

PISAの結果から議論すべきは
『社会を支えるために求められる学力とは何か」
という本質的な問いだ」

そうそう、そうだと私も思う。

得点を上げることで、文科省教育委員会
学校も評価される。
国学力テストの成績の公開も同様だ。
数字で結果を示されると説得力がある。
わかりやすさに惑わされると書くべきか。