そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

働けヴィーブルくん

合志市ゆるキャラ「ヴィーブルくん」の記事を本紙で読んだ。
アリーナや文化ホール、図書館等を併せ持つ総合センター
ヴィーブルにちなんだ命名だったが、
施設自体は当
初どこにあるかを教えるのにも苦労していたことが
懐かしいほどに、利用者は順調に増
加して、
その名を広く知られるようになった。

竹迫という地名に由来するタケノコをイ
メージしたキャラクターが
誕生した当時は、ただ可愛らしいものだと思っていたが、
実には里山を覆い尽くさんばかりの勢いで
増え続ける孟宗竹は厄介なものである。
竹細
工や竹炭を特産品にという試みもあったが、
安価な輸入品にはなかなか勝てない。

そこで、これからはゆるキャラにもしっかり働いてもらおう
という提案である。
小学校
に入学する前の子どもたちを持つ保護者に呼びかけて、
一緒に竹林整備をやってはどう
だろう。
伐採されて日当たりの良くなった竹林では、
おいしいタケノコも取れるのでは
ないか。
作業を通して、子育ての交流の輪も広がれば一石二鳥である。
ヴィーブルくん
のリーダーシップに期待する。


Then and Now :
5月10日の熊日読者のひろばに掲載。その原文です。
新聞に拙文が掲載されて、少しうれしいのは、
出とったですね、と言葉をかけてもらえることである。
本人はかなり気恥ずかしいのだが、もともと
読んでもらうために投稿するわけであるから、
反応があることは本望だ。

未就学児の保護者に呼びかけて竹林整備をするというアイデアは、
数年前に思いついたことなのだが、
私は実行力とリーダーシップが欠けているので、
実現できずに宙に浮いていた。
ヴィーブルくんを盛り立てようという合志市役所の
若手職員たちのことを知って、頼るなら彼らしかいないと確信した。
ただ、実際に竹林整備プロジェクトが動き出すとは
思っていない。そうは言うものの、
せっかくだから他のゆるキャラにできないことに
挑戦してもらいたいと思う。