そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

永続敗戦

白井聡著『永続敗戦論』(太田出版刊)

社民党の機関紙「社会新報」8月20日号に、
白井さんのインタビュー記事があった。

「『永続敗戦』という概念は、簡単に言うと、
負けを認めていないから負け続けているということです。
敗戦を否認しているから際限のない対米従属を続けなければならず、
深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる」

「戦前レジームの根幹は天皇制であり、
戦後レジームの根幹は永続敗戦です。永続敗戦とは
『戦後の国体』そのものであり、変質した『天皇制』と言えます。
最高権威が〝天皇の意思〟から〝ワシントンの意思〟に入れ替わることで
天皇制は継続している。
だから、天皇が臣民を愛したように、
アメリカも日本を愛するはずだと思い込み、
延々と〝輔弼(ほひつ)ゲーム〟に興じている」