そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

子ども会議

8月25日 月曜日

平成26年度合志市子ども会議の傍聴に行く。
荒木市長の1期目のマニフェストに上がっていた項目で、
私はそれを「子ども議会」だと勘違いしていて、
前々回の一般質問でそのマニフェストの検証をしたときに、
子ども会議であることを再確認したのだった。

今回「市長と語ろう 私たちが望む将来の合志市の姿」がテーマ。
資料によると、目的は、

○子どもによる視点や発想から、本市の街づくりや生活について
質問や提案などを行い、子どもの主体性をはぐくむとともに、
将来への夢や希望を抱いた子どもの育成を図る。

○子どもたちが自分たちの暮らす合志市の将来について考え、
豊かな感性から出された意見や提案を市が聴取する機会とする。

となっている。

ワークショップ形式で行われたが、始める前に
合志市の現状とまちづくり」というレクチャーがあっていた。
人口の推移、財政事情、都市計画区域の課題などについて。

「そこで、皆さんに考えてもらいたいことが3つあります」として、
集まった市内3校の中学生が意見を出し合った。

合志市の魅力は何ですか。

②今の生活で、何が不便だと感じていますか。

合志市の顔(商店街や商業施設)をつくるとして、
何があってほしいですか。

3班編成の構成は、それぞれの中学校の生徒を混ぜてあったようだ。
最後に出てきた意見をそれぞれに発表した。
ワークショップ形式を理解できたのかどうか、
それぞれのメンバーが手分けして、いくつかずつ読み上げるだけで、
さて、これで終わりかと思うと、実に残念であった。

一昨年がどんなふうだったか知らないが、
たとえば、ヴィーブルくんをもっと可愛くしてほしいとか、
たけのこ祭りをやったらどうか、とかいったことを
中学生らしい発想が出てきたと言うのは簡単だ。
決して悪くはないが、そこから何を汲みとるのか、
子どもたちの声をどう生かしていくのか、
職員の技量が問われるところである。

たとえば、夜、明かりが少ないという声がある一方で、
星が見えるスポットがほしいという希望もあった。
この相反する指摘のどちらもあるのが合志市的であり、
私はそこが合志市の大きな魅力であると思う。
本当は、その一見矛盾するような見方がどうして出てくるのか、
どちらかが正しいというわけではないので、
その違いがどこから来るのか、両方のバランスをいかに取るか、
結論は出なくても、それを議論することに意味があるのだ。

来年やるんだったら、メンバーは変わっても、
今年出てきた意見を発展させる形でのワークショップをやるべきだ。
実り多い子ども会議になりますように。