そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

流星ワゴンTV

重松清原作の『流星ワゴン』が、テレビドラマ化された。
このブログでも、「「ファンタジーはおとぎ話のことではない」
リンク  以外にも、何回か触れたことがあると思う。
ドラマ化、映画化がなぜなされなかったのか、
それは原作者の意向だったのかもしれない。

ウィキペディアには雑誌に連載されていたことはあったが、
当初、タイトルが「マジカル・(ホニャララ)・ツアー」だったことは
書かれていなかった。残念。
(ホニャララ)の部分は別の言葉だった。
いや、マジカル・ミステリー・ホニャララだったかもしれない。

ともかく、父と息子の相克がこれだけ今風に描かれている、
日本語の小説に出合ったのは初めてだった。
アメリカ映画の得意分野だと思っていた。
ただ、残念なのは、得難い教訓を得たにもかかわらず、
自分と息子の関係を振り返れば、
後悔ばかりで、やり直せたら、と思わずにいられない。
小説やドラマみたいに、人は動かない。

昨夜は、2時間弱のドラマを堪能したが、
次回からは、ま、いいかなと思ったのも事実だ。
妻役の井川遥はちょっとずるい。
ユーキャンのCMが思い浮かぶ。

ツイッターで話題になっていたが、
全編タイアップは、露骨な分、かえって許せるかも。
それに気を取られる人たちは、
この映画の一番言いたいところを
気づかずに人生を送れる、ある意味幸せな人たちだろう。