そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

つながる塾

2月2日 月曜日

熊本国際交流会館で「つながる塾」第3回講演会。
講師は、自治省出身、元鳥取県知事で、
民主党菅内閣総務大臣を務めたこともある片山善博さん。
以前、図書館についてのシンポジウムでも
お話しを聞いたことがある。

そのときのまとめは→リンク1 リンク2 

2012年の12月のことで、熊本県立大の桑原先生も
まだお元気だったころのこと。

それはそうと、今回は「地方創生」がテーマである。
増田寛也氏の日本創世会議の消滅市町村レポートをてこに、
安倍政権が華々しく打ち上げた「地方創生」について、
その問題点を明らかにするとともに、
それなら、地方はこれからどうすればいいのかということを、
自分の鳥取県知事時代の話を具体例に、
話していただいた。

片山さんは言う。
・国の事業は年度主義なので、
補助金をつけるときなど、とにかく自治体に急がせる。
自治体にいい仕事をさせようと思ったら急がせてはいけない。

「地方創生」について、石破担当大臣は、
2,3年で結果が出るとは思っていないと答弁していた。
昨日だったか今日だったか定かではないが。
思わぬところで本音がポロリと出てしまった形だ。
それでは、5年以上先のことを考えての「地方創生」だろうか。

まちづくりというのは、住民が肝心。
住民と、住民同士でじっくり話し合い、課題を整理すべきとも。
大方の場合、お役所だけでそそくさと計画を作るか、
コンサル丸投げになってしまいがちである。

さて、合志市重点区域土地利用計画書にある計画はどうか。
そこには、そういう意味では住民のワークショップを元に、
具体的なプランが盛り込まれている。
しかし、これまで土地利用に関する規制が多かったために
なかなか先に進まなかった。
逆に言えば、規制がまったくなかったら、どうだったか。
規制を一つずつクリアすることで、知恵を働かせ、
より力強く具体性を持った計画になるという側面もある。
予算の制約もあることだし。

日本全国の市町村が同じことを考えているときに、
土地利用計画に着手することが早かった、
住民の意見もいろいろ取り入れてあると言っても、
それが優位性を持つとは思えない。

どういう開発プランを見せてくれるのか、
期待しないでいれば、きっと驚かせてくれるだろう。


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