6月28日付の毎日新聞の企画特集に
自転車活用推進研究会の小林成基理事長のインタビューがあった。
引用すると、
――自転車事故減少のために
私たちが考えなくてはならないのはどんなことでしょうか。
小林理事長 よく「自転車に乗る人はマナーを守って」と言いますが、
マナーではなく交通法規、ルールです。
守らなくてはいけない種類のものです。
「マナー」などと言ってはいけません。
自転車に乗る人は、自分を「歩行者の仲間」と考えがちですが、
「原付きバイクの仲間」と自覚する必要があります。
と、ありました。
これは私もいつも言うことなのですが、
自転車に乗る人だけではなく、もともと交通法規は
「ルール」であって「マナー」ではありません。
概念や意味的にかぶる部分があったとしても、
そこはあくまで区別しなければいけません。
お互いの身のためです。
もう一つ、自転車の事故を防止するためには、
「自転車は車道の左側を走行する」ことに尽きるとも、
小林さんは述べています。
確かに車がすぐ近くを走り抜けていく車道は危ない。
しかし、長い年月はかかっても、それは車道側に
自転車道を整備するしかありません。
車の運転をする人の中には、歩行者よりも
車の方が偉いと勘違いしている人もいます。
しかし、本来、歩行者や自転車などの弱者を尊重することが、
運転を免許されている人のなすべきことです。