そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

乗降調査とボランティアガイド

午前6時半から、新水前寺駅頭で、
熊本市電の乗降調査を、LRT市民研究会で手伝った。
通勤通学時間帯なので、だいたい5分以内には来るのだが、
JRと結節しているので、列車の到着時には
どうしても積み残しが出ることがある。
1両待てば大方乗ることができるのだが、
そのあたりをどう処置するかという基礎資料になるのだろう。

しかし、結論は出ているようなもので、
増便を考えるよりも、2両連結が現実的だ。
3両連結は長さの都合で難しい電停があるようだが、
そこをクリアするためにこそ、頭を使うべきではないか。

ただ、今朝の混み具合、積み残しであれば
許容範囲であると思う。
余計に経費をかけるよりはという意味で。
だが、今以上に車から路面電車へ、
利用交通機関を変換しようと考えているならば。

午後、菊池恵楓園へ。
北九州の看護学校の生徒を案内する。
いつもはペアでガイドするのだが、今日は1人だった。
1人は、気を使わなくて済む利点もあるものの、
全体の時間配分その他、気にしなくてはいけないことも多い。

講話は阿部さん。
「日本の状態がよくない。わかっていない若者もいる。
知ることができることは何でも知って、
自分自身をしっかり守ってください。
いろいろな気づきをしてほしい。
みんなに同じように与えられているものは時間。
どう使うかで何倍にも使える。
自分で振り返って、もったいないことをしたと思う。
もっと早くやるべきことがあった。
上手に使えば素晴らしいものになる。
自分の身体を養ってください。おろそかにしないで。
適当な食事をしないこと。
健康で、よりよい人生を」

生徒を案内していて、
「入所者のみなさん、平均年齢80歳以上ですよね。
ここ、将来どうなるんですか」と聞かれた。
あまりにストレートな質問に返した私の答えは、
「どうなるんだろうね」だった。あまりにお間抜け。
もちろんどうなるか決まってはいないし、
そもそも私たちがやっているボランティアガイドは、
菊池恵楓園の将来構想で出てきたものだ。
そのことが即答できなくて、非常に恥ずかしい。
「それを国、県、合志市で話し合っているよ」
と言うのが精いっぱいだったけれども、それも正しくはない。
入所者と菊池恵楓園も重要なステークホルダーだし。

でも、本当は「これを機会に、いつまでも
菊池恵楓園のことを覚えていてほしい」とだけ言えばよかったのだ。
いつも気にかけていて、忘れているときの方が多くても、
何かにつけニュースになることは間違いないので、
そのときに思い出してくれればそれでいいと思う。
そのことを後で思った。
今度からそう言おう。