そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

買い物以外に重要なことは何一つない

2月17日付の社会新報に、
第65次教育研究集会岩手における白井聡さんの講演の要約があった。

「今日の教育に現代社会は何を期待しているのか。
本当は子どもたちに賢くなってもらいたいと思っていない」

「教育、知性からの逃避をもたらしているのは消費主義」

「子どもたちは『この世の中に買い物以外に重要なことは何一つない』
というメッセージを刷り込まれ、権力からは経済的には受け身の消費者、
従順な労働者、政治的には主権者からは程遠い無知・無気力・
無関心であることを期待されている」

実は、私たちの世代は高校生の頃、
三無主義と言われていた。
学生運動の火が消えつつあった当時、
無気力・無関心ともう一つは何だったかなと検索したら、
無責任と出ていた。そうだったかな。

白井さん曰く、「無知」「無気力」「無関心」の子どもたちの親は、
他ならぬ私たちの世代である。
因果はめぐる。

「お客様は神様です」は、三波春夫さんの言葉だっただろうか。
あれは、もてなす方が言うから成り立つのであって、
お客様が自分のことを神様だと思っちゃいけないね。