去年の6月1日の熊日の記事。
翁長雄志・沖縄知事に聞く㊦
―安保法制の整備をどう見ていますか。
「中国に対するコンプレックスではないか。
軍事力だけではなく経済大国として台頭したことで、
国民も、政治をやっている人も、
いたくプライドを傷つけられた。
安保法制の背景にはそんな感情があるのではないか」
「尖閣問題の発端を作ったのは石原慎太郎(元東京都知事)
さんが『都が買う』と言って、野田佳彦(前首相)さんが
買ってしまったこと。それがなければ曖昧なまま少しはしのげた。
安保法制には、それがしのげなくなってしまった結果の
恐怖心もある」
安保法制とは何だったのか。
過去形ではないのだけれど、誰もよく分かっていない。
もうそのころまで生きていないとは思うけれど、
後世の歴史家にきちんと位置付けてもらいたい。
そのときまで、日本という国が残っているかどうかわからないが。