そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ニゲノミクス

民進党参議院選挙向けのビラが新聞に入っていた。
その中に「アベノミクスの失敗をごまかす『1億総活躍プラン』」
というのがあって、
民進党が先に提案したものに反対しておきながら、
与党が似て非なるものを出してきている事実が書かれている。
そう言われたら、確かにそうだ。
足りないところを修正して、政策として磨き上げることなしに、
いいとこどりで、内容は悪くなっている(民進党いわく)、
それこそ、「1億総活躍プラン」の実態だというわけだ。

例を挙げると、
「給付型奨学金を創設する予算の組み替え」に対して、
与党はどう対応したか。
「反対したにもかかわらず、給付型奨学金の創設を
『検討』と発表」

そんな枝葉みたいなところを論点にするな
と言う人もいるかもしれないが、
これが安倍政権の体質を表している。
一事が万事がそういう感じだと私も思う。

「保育士等の給料を月額5万円引き上げる法案」は、
「審議すらしなかったのに
保育士等の給料を月額『2%』(約6千円)引き上げると発表」

選挙ビラだから、大げさに書いている。
そう思われるだろうか。
ことほど左様に、という副詞句しか思いつかない。
民進党の至らなさもいくつもあるが、
よりマシな選択をするとしたら、自民党ではない。