そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

無駄だったのか

7月24日、25日の両日、国会の閉会中審査が行われた。
7月26日(水)の熊日に県民の声が載っている。
「小学6年の息子が『国会は同じ話ばかりで、
何をしているのか分からない』と言っていたという母の声。
「若者の将来のためになることなど
議論すべきことは、ほかにもあるはず」とも言っている。
よくある意見だ。別のページの「ハイ!こちら編集局」
よいう電話で読者が意見を述べるコーナーには、
「国会で話してほしいのは子どもたちや国の将来のこと。
こんなことをしている場合ではない」という60歳女性の声。

「議論すべきことは他にある」は間違いではない。
その気持もわからないではない。
しかし、私たちは道徳的な観点から
「嘘をついてはいけない」と習ったのではなかったか。
「誰がうそを言っているのか」という意見もあった。
それを明らかにしないで、子どもに何を諭すことができるのか。
お互いの主張が平行線で、閉会中審査が無駄だったように
見えるかもしれない。
しかし、それをやったことが「国の将来のためになること」
なのだ。きちんと議論をするというお手本になったはずだ。
そうでなければ、バレなきゃいい世界になりかねない。
そこまで考えてほしいものであある。