憲法と世論: 戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか (筑摩選書)
- 作者: 境家史郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
『憲法と世論:戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか』
境家史郎著 筑摩書房刊
世論調査の方法が時代とともに変化するのは、
テクノロジー的に不思議はないのだが、
質問の設定が揺らいでいるので、時代による
民意の比較が単純にはできない。
「日常から縁遠く、関心も情報もないような事柄に対して
態度を定めているのは、むしろ不自然ですらある。実際、
政治的な問題は、人々の強い関心を集める事柄とはいいがたい。
多くの人にとって、国会審議の行方よりも、今日の夕食の
ほうが関心事であるに違いない」
結論として、世論調査の数字は有意であるということだ。
それをデータの分析で導き出している。