パソコンで使われるソフトやデータのやり取りに始まり、
いまはインターネット上で情報が交わされるので、
より影響が深刻なのが、あれです、セキュリティの問題です。
私は性悪説より性善説を取りたいのではあるが、
世の中に悪さをする人は少なくない。
いわゆる愉快犯的な人が多いのではないかと思いたいが、
自分のことを自分で悪人だと決めつける人はあまりいない。
少なくとも、自分以外の誰か(特定でなくても)のことを
悪だと決めつけることが一般的だろう。
私たち(と複数形にしてもいいだろう)も基本的に
自分たちは正しいと考えていると思う。
それと同じとは言わないが、ネット上でセキュリティを破ることに
一所懸命な人たちは、何を考えているのか。
お金のため、それがお仕事という人もいるだろう。
食うためになら、顔も見たことがない人が迷惑しても
自分には関係ないと考える人たちだろうか。
いずれにせよ、セキュリティには多大な費用がかかる。
セキュリティを破ることについて、
こっちが絶対的に正しくて、あっちが完全に悪であると
決めつけていいかと言うと、立場の違いがあるので、
単純に割り切れないのではないだろうか。
そのうち、マシンというか、人工知能が暴走し始める
そういう世の中は必ずやってきそうな気がする。
仕組み的には、将棋や囲碁での対局みたいなもので、
その場合、人類と人工知能といずれが善か悪か
判断できない事態になるだろう。
となると、そこでいわゆる「戦争のようなもの」が勃発する。
映画『ターミネーター』は寓話として
来るべき世界であることは間違いないと思う。
それを回避する知恵を持ちうるのは、AIの方かもしれない。
追記:人工知能の暴走と決めつけるのは偏見ですね。