そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

マスク

新型コロナウイルス感染症の流行で、
マスクの品不足が続いている。
それでも3カ月ぐらいのことだろうと思う。
でも、いろいろあったから、
随分長いこと、こういう状態が続いているような
気がしてしまう。
マスクについては、黒いものが登場してからこっち、
特にそう考えるようになっていたけど、
個人情報保護法の流れのせいか、
自分の顔を人前に晒さないという文化が
日本では形成されていたと思う。
もともとアフラックの創業者が来日した折、
ちょうど風邪のシーズンだったのか、
ほとんどの人がマスクを掛けていたことに驚き、
日本人は衛生観念が発達しているから、
がん保険が絶対売れると確信したという
逸話が残っているほどであったが。
マスクに対する過剰な信頼に医学的根拠がないことは
何度も繰り返されているが、人と会うことを
完全に遮断できない場合もあることを思うと、
いかに米国でもWHOでも、
しないより、したほうがいいぐらいのことにはなる。
そして医療現場での必需品としてのマスクはともかくも、
またきちんと着用すれば、
ある程度の効果は期待できるというものの、
国民生活的には対人関係的に欠かせなくなっている。
有り体に言えば、エチケットの延長だ。
まだそれを語るには少し早いが、
コロナ後には、さらにマスク姿が進行するだろう。
もはや忘れられているかもしれないが、
どこでもいつでもマスクを外せないという
そういう人は珍しくなくなっていたのである。
それに今や、オシャレな布マスクが手作りを含め、
ごく一般的になってきた。
平常時にはある意味、やんわりとコミュニケーションを
拒絶するとも取れるマスク着用がもたらす社会は
どういう変容を見せることになるのだろうか。