いろいろやらないといけないことが山積みなのだが、
暑さのせいで、ということもないが、
手を付けたくないという気持ちに負ける。
新型コロナ感染症の発症が熊本県内でも相次ぎ、
合志市でも感染確認が数例見られている。
統計は後付だとは思うが、
確率的には感染が全体に縮小しない限り致し方ない。
また市民としてはいくつかの予防措置を取り、
できるだけ人混みを避けるなどしかないだろう。
どこで発生したという情報は細かいところまで
公表すると支障がある。個人を特定することは、
今に始まったことではないが、ネット社会になり、
より早く広く、そして無責任になっている。
インターネットに救いがあるとすれば、
デマ、フェイクが撒き散らされても、
それが不正であることを誰かが指摘することも
素早くなったことかもしれない。
どこの誰を知りたいのは、自己防衛反応だろうか。
どこかに自分でなくてよかったという安堵が
誰にもあるのではないか。
ハンセン病療養所がある合志市において、
過去の人権侵害について学ぶ機会も広汎にある。
だから、もっと感染症に関する流言飛語には
敏感になっていいはずだ。
人権啓発教育課では早くに啓発リーフレットを
各戸配布していたが、内容にうなずいても、
それと感染することへの漠然とした恐れは別物だろう。
それでも私たちが積み上げてきた成果を信じたい。