そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

国勢調査

2005年にアメリカで創設されたインターンネット上のメディアであるハフポスト日本版に「国勢調査の男女欄。二択しかないの?総務省に聞いた」という記事があった。
性的マイノリティの人たちが社会的に認められつつある今の世の中で、それはどうなのかという疑問は当然だと思う。
総務省統計局国勢統計課に聞いたところ、その答えは「ありのままに回答してください」だったそうだが、近頃はアンケート等で「男・女・その他」と三択を示している場合もある。「ありのまま」とは一体何を指し、どういう状態を認めるのか、そこまで配慮が求められる時代になっている。
また同性カップルの場合、配偶者の欄をどう書くのかについても、この記事では触れられている。異性同士のカップルなら「配偶者」と記入すればそのまま集計されるが、同性同士では自動的に「他の親族」に分類される。これについての回答は明快で、わが国では同性の結婚が法制度で認められていないからとのこと。
男女共同参画社会という呼び名も思い切り「男女」と決めつけていると言われかねないが、国のありようの基本である私たち一人ひとりが自分について考えるとともに、他の誰かのことにも思いを馳せ、そして誰もが「ありのまま」の豊かな人生を送れるように、バリアを取り除くための努力を続けなければいけないだろう。