そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

エール・インパール

朝ドラ「エール」は作曲家古関裕而
モデルにしているということから、
戦争協力者としての彼をどう描くかということが、
当初から注目されていた。
発注されたら断らないという
職業としての作曲家の姿勢が、
売れない苦労を
散々味わったことの当然の成り行きとして
描かれていた。
今朝の回はインパールでの演奏会を前に
敵軍に急襲され、恩師や仲良くなった兵士を
失うことになるという話だった。
悲惨な話を凄惨に表現していて、
窪田正孝の演技も真に迫っていた。
しかし戦争においては、時と所が変われば、
誰もが被害者であるだけでなく、
加害者にも成り得るということを私たちは知っている。
そこはきちんと押さえておかないといけない。
理屈ではそれを分かっていても、
やはり負ける側は悲惨なものだ。
だったら勝っていたら、日本は、日本人は
どうなっていたのだろう。