毎日新聞と朝日新聞の電子版を購読している。
いずれも無料ページがあるのだが、両紙を応援する気持ちから、
1年以上になるか続けている。そうは言うものの経費削減から
解約しようかと思いながら、多少だらだらと続けている。
さて、中村文則の書斎のつぶやき、毎日新聞2021年1月7日
地方版の記事でタイトルは「納得できる説明をしない政治家」
週刊現代2007年9月29日号が断捨離の途中で出てきた話。
その表紙に「安倍晋三『相続税3億円脱税』疑惑」とあった。
安倍前首相が最初にその職を投げ出したのが約13年前。
ちょうどその当時この疑惑が騒がれていたらしい。
私はすっかり忘れていた。これだけの理由で辞めたわけでは
あるまいが、他にも松岡利勝農水相(当時)の自死などが、
相次いでいて、自身の病状も良くなかったと言われている。
再登板してその件について国会で質問されたとき、
安倍氏は「捏造」言い激高したのだそうだ。しかし、説明は
していない。別の機会に一応説明したが、そのときは質問者の
論点がずれていて詰めきれなかったらしい。
昨年の再びの辞任では「桜を見る会」前夜祭の説明も含め、
デジャブのようだったと書いている。
米国大統領が昨日トランプからバイデンに変わった。
安倍氏の仲良しだったトランプだって、まともな説明を
して来なかったので同類相まみえると言えないこともない。
世界の政治家すべてがそういうタイプばかりになっている、
ということもないとは思う。
中村文則さんはこう結んでいる。
「そもそも納得できる説明をしない政治家に、いい政治など
望めるだろうか。普通に考えれば無理だろう。今はただ、
虚しい」
おっと、私も政治家の端くれであることは忘れていませんので。