徳大寺さんの車に対する姿勢にはぶれがない。
車は、環境にとって害悪である。
わかっちゃいるけど、愛さずにはいられない。
もっと、もっと愛を捧げたいから、
俺だけではなく、みんなのために
もう少しいい子になってくれないか。
いい子ってのは、勉強ができるとか、
言いつけを守るとかそういうことではないよ。
共に未来を見つめる姿勢のことだよ。
とまあ、それは私の戯言ですが、
徳大寺さんのダンディズムを私は信じている。
プリウスは、いまリコールに揺れている。
この本が書かれたときも、
不具合の情報は入っていたと思われるが、
そのことの先取りではなく、
エコカーという政治的定義付けのあいまいさや
ハイブリッドカーの弱点。
またハイブリッド・シナジーだけではない
プリウスの優れた技術など、
「間違いだらけの」という冠がない方が、
もっと素直に受け止められるような気がする。
Selection full of mistakes.